子供の自転車保険について学校などで話を聞いた方も多いのではないでしょうか。
実は一番のリスクは「子供がお年寄りをケガさせるリスク」なんです。
頻度としては確かに多くありませんが、親に数百万から数千万円の支払い命令が出されることが本当にあります。
実はこれに備える自転車保険は月々100円台から入ることができるんです。
自転車保険と加入義務化
そもそも、自転車保険とは一体どのようなものなのでしょうか?
子供の保険を検討する前に、まずは自転車保険そのものについて見てみましょう。
自転車保険とは?
自転車保険とは、自転車事故で相手にケガをさせたり、相手の自転車などを壊してしまった時のための保険です。
相手のケガや物損に対する保険、もしくはそこにさらに自分のケガへの保険(傷害保険)がついているものを自転車保険と呼びます。
自転車保険に加入しておくことで、相手への損害賠償と自身の入院・手術・通院費用等を補償してもらうことができます。
- 相手への損害賠償補償
(個人賠償責任保険) - 自分のケガへの補償(傷害保険)
- その他のオプション補償
自転車保険の加入義務化と子供の義務
関西地方の大部分や神奈川・埼玉県など、全国で自転車保険の加入義務化が始まっています。
東京都でも2020年の4月から、全域で自転車保険への加入が義務化されます。
子供については、親に保険加入の義務があります。
しかし、新しく保険に入る必要のない人も大勢います。
知らない間に自転車保険に入っているかも!?
自転車保険の加入義務化に対応するには「自転車保険”等”」に入る必要があります。
実は各種保険の特約によって、すでに自転車事故がカバーされている場合があるんです。
この場合、新たに保険に加入する必要はありません。
ただし、子供のケガを補償してくれるだけの特約では、自転車保険の加入義務を果たすことにはならないので注意が必要です。
義務化に対応しているのは「加害者になった時のための保険」ということを頭に入れておきましょう。
- 家族が自動車保険、火災保険、傷害保険に入っていないか確認する
- 加入している場合は、「賠償~」という特約が付いていないか確認する
- 自転車事故をカバーする特約がなければ、特約を追加するか自転車保険に加入する
子供におすすめ自転車保険ランキング

ここからは、こどもにおすすめの自転車保険ランキングとその理由をご覧ください。
特にこども自身のケガの補償が充実
【2位】Lineほけん
保険料が最安。損害賠償をしっかり補償
【3位】ローソンの自転車保険
損害賠償を無制限に補償してくれる
【1位】au損保Bycle
相手への損害賠償補償だけでなく、自分の子供のケガが心配というお父さんお母さんは多いでしょう。
au損保のBycleは、特に自転車事故で負ったこどものケガについて、かなり手厚い補償が受けられます。
【こんな人におすすめ】
- 相手への補償も子供への補償もしっかりほしい
- 特に子供が怪我した場合にはしっかりとした補償がほしい
- パンク時や事故の時に使えるロードサービスに魅力を感じる
【こんな人にはおすすめしません】
- 相手への補償も子供への補償もしっかりほしい
- 特に子供が怪我した場合にはしっかりとした補償がほしい
- パンク時や事故の時に使えるロードサービスに魅力を感じる
【2位】LINE「自転車ライフ安心保険」
ケガの保険にはすでに入っているという家族向けに、自転車保険の義務化に対応できる最安の保険を2位に選出しました。
【こんな人におすすめ】
- 安く義務化に対応したい
- Lineユーザー
- 子供が加害者になったときのための保険を探している
【こんな人にはおすすめしません】
- 子供自身のケガの補償もしっかりしたい
- Lineアプリを使っていない
【3位】ローソンの自転車保険
子供が加害者になったときの損害賠償補償が心配な家族のために、賠償補償が無制限の保険を3位に選定しました。
【こんな人におすすめ】
- 子供が加害者になった時、無制限に補償が欲しい
- コンビニにいくついでに加入手続きをしたい
【こんな人にはおすすめしません】
- ローソンが生活圏にない
- 損害賠償保険はそこまでいらない
子供に自転車保険は必要?
本当に子供が加害者となった時の保険は必要なのでしょうか?
子供のケガはともかく、子供が大事故の加害者になることなんてあるんでしょうか?
子供が加害者になる自転車事故が実は多い


- 全体の約40%の事故は、未成年が加害者になっている
- 相手がお年寄りの場合、ちょっとした事故でも大けがをさせてしまうことがある
子供が加害者になった時の補償が重要
補償はどれくらい必要?


ここまで、保険の必要性を見てきましたが、補償額はいくらくらいのものを選ぶべきなのでしょうか。
損害賠償補償はいくら必要?
- 1億円の補償がおすすめと一般に言われている
- 1億円の補償がついていても月々100円から保険プランを選べる
- 損害賠償補償を充実させても保険料はあまり変わらない
子供がケガをした時の補償は必要?
子供自身のケガについては、どれくらいの補償があれば安心でしょうか?
- 相手が車の事故
- 自転車同士の事故
- 対歩行者や自分で転ぶ事故
- 子供が車や自転車と事故をした場合、相手側にお金を払ってもらうケースが多い
- 子供自身のケガは対歩行者や自分で転んだ場合のことを考えて保険を選ぶのがおすすめ
自動車保険や火災保険、共済などの特約を確認しよう
自転車保険に加入する前に、すでに家族で入っている保険で子供の自転車事故がカバーされていないかチェックしましょう。
【チェックすべき保険】
- 自動車保険
- 火災保険
- 傷害保険
- 各種共済
子どもの医療費助成について
「子どもの医療費助成」とは、義務教育修了までのお子さんに対し、保険診療で発生した医療費の自己負担額を、お住まいの各自治体(区市町村)が助成してくれる制度です。
医療機関で診察を受けた際に各自治体で発行される受給券を提示すると、医療費の負担を軽減してもらえます。
助成内容は各自治体によって様々ですが、自己負担があったとしても数百円程度で済む場合もあります。
なお、「子どもの医療費助成」は、病気とケガのどちらでも助成対象となります。
そのため、傷害保険への加入はこの助成が終わる頃に検討すると良いかもしれません。
子供を対象とした医療保険や共済に加入しているか確認しよう
既にお子さんのために医療保険や共済に加入している場合は、今一度被保険者を確認しておきましょう。
その際、加入している保険内容の補償割合などを、先ほど紹介した医療費の平均値と比較してみることをおすすめします。
既に県民共済でこどもの生命共済に入っている場合は、月140円プラスすることで個人賠償責任保険を追加することができます。
子どもを含めた家族全員が個人賠償責任補償を受けられて、自動車保険義務化の条件も満たせるおすすめの方法です。

家族に合わせて最適なプランを選ぼう
今回は、子供の自転車保険の必要性について説明しました。
大切なお子さんが自転車事故の加害者になってしまった場合、医療費や損害賠償金が発生する可能性があります。
保護者としては、もしもの場合にしっかりと備えておきたいですよね。
子供の自転車保険加入の必要性を検討する際は、「傷害補償」と「個人賠償責任補償」の2つの観点から判断することが必要です。
家族が加入している保険内容を見直し、自分達に最適なものを選びましょう。
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