自転車の怪我は、痛みも見た目も相当ですよね。怪我をした後悩むのが「病院に行くか」ということ。忙しいとついつい我慢しがちです。でも、我慢していると大変なことになるかも!?症状別に行くべき診療科、事故でも保険は使えるかについてもご紹介します。
自転車に乗っていてなりやすい怪我
お年寄りから幼いお子さんまで、誰でも簡単に乗れて多くの方が日常的に利用している自転車。便利で気軽に乗れる乗り物だからこそ、怪我をしてしまうことも意外と少なくありません。
ただいまでーす
帰りに自転車でスリップしてケガしたー
やっちまったー pic.twitter.com/KlXLixzLHJ— OSA@スノボ最高でした (@O3S0A20) October 3, 2013
例えば、操作を誤ったり雨の日に水溜まりでスリップしたりして、転倒した経験はほとんどの方があるのではないでしょうか?
<落車した時になりやすい怪我>
- 擦り傷
- 打撲とねんざ
- 骨折
どれも痛そうな怪我ばかりです。
怪我の程度によっては病院に行くところですが、時間等の理由から「この程度なら病院に行かなくても大丈夫かな?」と、迷うこともあると思います。
そこで、実際にどれくらいの怪我・症状なら病院に行った方がいいのか、調べてみました。
怪我で受診すべき境界線

一見軽傷に思えても、実は大きな怪我を負っている可能性も否定できません。
「首がすこし痛いなあ…でも、寝て起きればきっと治ってる!」
などと甘く考えていると、翌日には悪化して激痛に変わっているかもしれません。
そこで、どんな症状が出たら病院で診てもらった方がいいのか、受診の目安を応急処置のアドバイスと合わせてご紹介していきたいと思います。
「自転車にまつわるケガと応急処置」|くらしのお役立ち情報
http://coopkyosai.coop/life/health/kenkou_120418_01.html より
※本記事の内容について、調査をした上で記述はしておりますが正確性、安全性、有用性等について、読者に対して何ら保証するものではありません。コンテンツのご利用によって、万が一何らかの問題、損害・損失が発生した場合でも、当サイト及び当社は一切の責任を負いかねます。コンテンツの閲覧・ご利用等にあたっては、ご自身の責任において行ってください。
頭を怪我した時の対処方法
受診の目安
- 酷く頭が痛む
- 気分の悪さや吐き気が継続している
- 意識が朦朧として、眠気が襲ってくる
- 物が二重に見えるなど、視界に異常がある
- 手足がしびれて動きにくい
- けいれんが起きて体が無意識に動く
- 発熱している
- 事故後、瞳の大きさが左右で違っている
- 意識がない
- 事故時の記憶が曖昧
- 普段と違い違和感がある
- 出血している
ワンポイントアドバイス
- 怪我を負った箇所が頭の場合、2日は入浴しない
- 事故から数日は、異常がないか様子を観察する
- 腫れた患部は冷やす
- 頭から出血している場合、応急処置をしてから病院で受診する
体を怪我してしまったら…
受診の目安
- 体を強く打った場合
- 動くと酷く痛む場合
ワンポイントアドバイス
- 胸や腹を強打した場合、遅れて症状が現れることも
- 打撲部位した場合、患部を冷やして迅速な受診を
- 患部を冷やす時は、「5~20分冷やして痛みが出てきたらまた冷やす」を繰り返す
- 打撲は、患部を心臓より高く上げる
擦り傷、切り傷への対処方法…
受診の目安
- 傷が大きい、深い場合
- 顔が傷ついている
- 止血してもなかなか出血が止まらない
- 傷口の泥や異物が除去できない
ワンポイントアドバイス
- 流水で傷口を洗い流し、清潔なガーゼや絆創膏で保護する
<交通事故が起こった場合には必ず受診を>
事故による怪我の場合は、些細な怪我であっても病院から診断書をもらう必要があります。
そのため、交通事故に遭った場合は、必ず病院を受診するようにしましょう。
病院は何科?保険は使えるの?

万が一自転車に乗っていて怪我をしてしまった場合、意外と悩むことになるのが「どの診療科に通えばいいのか」という点でしょう。自転車で怪我をしたといっても、怪我の部位や種類によっては受診する診療科は違ってきます。
・受診するべき診療科
怪我の部位や症状など | 受診すべき診療科 |
---|---|
骨や関節の痛みや腫れ | 整形外科 |
視力低下、ピント調節不良 | 眼科 |
耳が聞こえにくい、匂いを感じにくい | 耳鼻咽喉科 |
酷い頭痛、意識が混濁する | 脳神経外科 |
しびれ、麻痺 | 脳神経外科や整形外科 |
頭痛、不眠、倦怠感など | ペインクリニックや麻酔科 |
外傷、傷跡 | 形成外科や皮膚科 |
歯の欠損など | 歯科 |
外傷も自覚症状もない場合 | 整形外科 |
また、近隣に総合病院がある方は、受付で交通事故による怪我の治療について尋ねれば、適切な受診先を案内してもらえるのでおすすめです。
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<自転車の事故では保険が使えない?>
自転車に乗っていて怪我をした場合、それが「交通事故怪我だと、国民健康保険が使えない」と思っている方もいらっしゃるようです。
しかし、これは大きな間違い!
自転車での事故による怪我でも、問題なく健康保険を使うことができます。
「自転車での事故だから病院には行けないな…」などと思わずに、医師からの診療を受けましょう。
自転車の怪我を予防するうえで大切な10の心がけ

自転車は、怪我が身近にある乗り物です。
ここまで怪我をした時のの対処法を紹介してきましたが、やはり何よりも怪我をしないことが一番ではないでしょうか。ここからは、自転車の怪我を予防するうえで大切な10の心がけを紹介していきます。
安全運転を心掛け、怪我をしないように、事故を起こさないように心掛けてください。
- スピードを出し過ぎない
- 明るいライトを点ける
- 夜や暗所、知らない道は速度を落として走る
- 人ごみの中では自転車に乗らない
- 無理な「すり抜け」をしない
- なるべく、雨の日は乗らない
- 周囲から認識されていない可能性を意識する
- 自分の存在をアピールできるアイテムを活用する
- 自分の後方にも意識を向ける
- 自転車の安全点検をする
自転車での怪我に備えるなら保険への加入がおすすめ
どれだけ気を付けていても、怪我を完全に防ぐことはできません。
しかも、自転車という乗り物に乗っている以上、他人に怪我を負わせてしまう可能性も考えておく必要があるでしょう。
自転車事故で他人を傷つけてしまった場合、状況によっては多額な賠償金が課されることになります。日常的に自転車を利用する方は、万が一に備えて自転車保険に加入されてはいかがでしょうか。
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