自転車保険の義務化が各地方自治体で進んでますね。「これって今加入している自動車保険の特約でも大丈夫なの?」そんな疑問を持つ方も多いのでは?そこで今回は自転車保険は自動車保険の特約でも大丈夫なのか、注意点も踏まえてご紹介します!
自転車保険、義務化の備えは自動車保険の特約でも問題ない?
近年、自転車保険への加入義務化が全国的な拡大を見せています。これを受けて、自転車保険への加入を急いでいる方も多いことでしょう。
そんな中、
「自転車保険って自動車保険の特約でも問題ないの?」
という質問をよく耳にします。
自動車の保険に加入している人は、その契約内容を確認してみてください。
もし、契約に、個人損害賠償補償が含まれていれば、自転車保険加入の義務を果たしたことになります!
ここまでの話で、
「よかった、新しく加入しなくて良いんだ!」
と思った人もいるかもしれません。
ですが、自動車保険の特約にはいくつか注意点があります。ちゃんとこれを把握していないと、もしもの時大変なことになるかもしれません!
注意点について話す前に、まずは自転車に役立つ2つの特約について理解しましょう。
自転車に役立つ自動車保険2つの特約
自転車乗車中に使える自動車保険の特約は、大きく分けて
①個人賠償責任特約
②自転車特約
の2つです。
では、この2つのポイントをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
①個人賠償責任特約
個人賠償責任特約(会社によって名称は異なる)とは、日常生活での賠償事故を補償してくれる特約です。
自転車事故で加害者になった時や飼い犬が他人を噛んでケガをさせた時など、日常で起こった事故の損害などを補償してくれます。
②自転車特約
自転車特約とは、自転車の走行中・搭乗中に起こした事故での怪我の補償をしてくれる特約です。
対象は主に本人や家族で、自転車で転倒をして自分が怪我をした場合や、歩行中に他人が乗っている自転車にぶつかり自分が怪我をして入院した場合などに補償してくれます。
つまり、①は相手を死傷させてしまったときに払うお金の補償で、②は自分が怪我したときに治療費としてもらえるお金の補償ということです。
それでは2つの特約の違いが分かったところで、自動車保険付帯特約の注意点を考えてみましょう。
注意点!その自動車保険の特約に示談交渉はありますか?

「自動車保険の特約に入っているから、万が一自転車で事故を起こしても安心」
と思っているあなた。
自動車保険の付帯特約にも注意点があります。
その個人賠償責任補償に示談交渉サービスは付いていますか?
もし付いていないのなら、示談交渉サービスが付いた自転車保険への加入をおすすめします。
示談交渉サービスとは、事故を起こした時に相手側との交渉を代行してくれるサービスです。
このサービスに加入すれば、どうしても感情的になりやすい事故の示談交渉を、担当者が第三者の立場で冷静に行ってくれます。
また、金銭的な問題が絡むことは、プロに任せた方が有利に運ぶ点も見逃せません。
何より加害者側としては、「示談交渉の手間等がかからない」「賠償責任補償の保険金が満足に下りないリスクを回避できる(※)」という点が大きなメリットといえるでしょう。
※個人で示談交渉を行う場合、負担割合について保険会社に確認せずに示談交渉すると、賠償責任補償の保険金が出ない可能性があります。
より手厚い補償が欲しいなら、自転車保険を考えては?

上記で説明したように、自動車保険の特約に加入していれば、自転車の事故にある程度備えることは可能です。
しかし、中には「自転車事故の補償をもっと手厚くしたい」と考える人もいることでしょう。
そんな人には、自転車保険の個人賠償特約をおすすめします。
・補償をもっと手厚くしたい
・数ある選択肢の中から選びたい!
という方は、ご自身の加入している保険の特約と、自転車保険の補償内容を比較してみてはいかがでしょうか。
こうした補償の他、自転車保険には自転車故障時のロードサービスなど、自転車保険特有のサービスもあります。
基本的な補償内容の充実は前提として、事前にどんなサービスを扱っているのか調べた上で加入することをおすすめします。
まとめ 個人賠償特約に入っていれば基本的にOK
自転車保険の義務化が進み、自転車保険への加入を考えている方も多いと思いますが、
ほとんどの場合、「自動車保険の個人賠償特約に入っていれば大丈夫」でしょう。
それでも、
「自動車保険の特約だけじゃ補償が不安!」
「もっといい保険を選びたい!」
という方は、既に加入している保険の特約と表の内容を比較して、必要な補償が何かを見直してみてはいかがでしょうか。
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