自転車保険の加入義務化にできるだけ安く対応するには?
できるだけ安いのが知りたい!
値段の安い保険って大丈夫?
そんな皆さんに値段の安い保険プラン順にランキング形式でご紹介します!
加入条件が厳しくない300円までの保険10プランについて、おすすめの人や注意点まで見ていきます。

【1位】LINEの自転車保険『自転車ライフ安心保険』
個人タイプの自転車保険で一番安いのはずばり!
LINEの自転車保険『自転車ライフ安心保険』です!
保険料はズバリ月々100円です。
LINE「自転車ライフ安心保険」
安くすませるならコレ! 義務化対策に!月額100円 |
LINEの自転車保険の特徴と注意点
月額100円の最安保険で個人賠償補償1億円がついてきます。
しかも入院補償もついてきます。通院手術補償がつかないので傷害保険としては不十分ですが、最安保険のおまけと考えれば十分です。
加入方法はLINEアプリの「ウォレット」-「ほけん」から、支払いはLINE Payもしくはクレカのみです。
LINEのアプリを使っていて、一番安い保険を探しているならこれが条件にぴったりです。
月の最初に入っても最後に入っても、かかる料金は同じなので月初に入るのがおすすめです。
300円以下の自転車保険プラン簡易比較表
最安のLINE保険の他にもほとんど価格が変わらないプランがあります。
また、300円以下の激安タイプの保険にも、それぞれの補償内容に違いがあります。
ここからは簡単な比較表を確認したうえで、他の安い保険の特徴と注意点を見ていきます。
※詳細な比較表は本コラム下部をご覧ください
※表は横にスクロールできます。
保険料 | 個人賠償補償額 | 入院日額 | 損害賠償の範囲 | |
LINE | 100円/月 | 1億円 | 2,000円 | 家族の事故も補償 |
全日本 交通安全協会 |
1,230円/年 | 1億円 | × | 家族の事故も補償 |
サイクルベース あさひ 本人型 |
1,920円/年 170円/月 |
2億円 | 2,000円 | 本人のみ |
ニッセイ | 1,990円/年 | 無制限 | × | 家族の事故も補償 |
楽天超 かんたん保険 |
2,390円年 220円/月 |
1億円 | 1,500円 | 家族の事故も補償 |
楽天損保 サイクルアシスト |
2,670円/年 | 1億円 | 2,500円 | 家族の事故も補償 |
サイクルベース あさひ 家族型 |
2,700円/年 | 2億円 | 2,000円 | 家族の事故も補償 |
ちゃりぽ | 2,900円/年 260円/月 |
1000万円 | 6,000円 | 家族の事故も補償 |
イオン | 3,550円/年 | 1000万円 | 4,000円 | 家族の事故も補償 |
総合保険 | 3,600円/月 | 1億円 | × | 家族の事故も補償 |
【第2位】全日本交通安全協会
「サイクル安心保険」プランA
全日本交通安全協会「サイクル安心保険」
最安水準で年齢制限なし! 誰でも入れて年間1,230円から |
全日本交通安全協会 サイクル安心保険の特徴と注意点
特徴としては月当たりほぼ最安の103円
そして被保険者の年齢制限がありません!
70歳以上は対象外になるプランが多いので、お年寄りがいるご家庭にはかなり嬉しいポイントですね。
年齢制限がなくて価格の安いプランを探しているなら、これ以上の保険はないでしょう。
ただ、このプランには通院・入院・手術など、自分がケガをしたときの補償は全くありません。
ケガの補償をつけたいというのであれば別のプランを探しましょう。
【3位】サイクルベースあさひ
「サイクルパートナー」
あさひ
サイクルパートナー
2億円の賠償補償がついて衝撃価格! 家族で乗るなら家族型必須! |
サイクルベースあさひ「サイクルパートナー」の特徴と注意点
本人タイプは月額170円にもかかわらず個人賠償責任補償が2億円ついてきます。
この保険プラン(本人タイプ)では、加入者本人が事故を起こした場合の補償しかありません!
つまり、家族が自転車事故を起こした場合は一切補償対象外ということです。
家族で1人だけしか自転車を使わないという人で安くて賠償補償の手厚い保険を探している人におすすめです。
単身者以外は素直に月額240円の家族タイプに加入するのがおススメです。
単身者以外は素直に月額240円の家族タイプに加入するのがおススメです。
【4位】ニッセイ個人賠償プラン
「まるごとマモル」
ニッセイ個人賠償プランの特徴と注意点
基本プランは年間1,990円の安さでなんと個人賠償責任補償が無制限です。
そもそも賠償補償無制限の補償は限られているので、激安タイプで無制限補償が登場したのは驚きです。
しかも自分と配偶者の別居の両親の事故も賠償補償の対象となっています。
他の保険では同居の家族と一人暮らしの未婚の子供までしか対象に含まないものがほとんどなのでお互いの両親の事故をカバーしたいという人にはおすすめです。
さらに踏切に誤って入って電車をとめてしまった場合にも、賠償補償が適用されます(非接触の場合のみ)。
子供や離れて暮らす両親のもしもの時にも対応できるのはうれしいですね。
ただし、この保険にも弱点が。
ネットからの申し込みができず、販売員か代理店からしか購入ができません。
ネットから気軽に申し込みたいという人は残念ながら対象外です。
【5位】楽天超かんたん保険
自転車保険プラン節約コース
楽天超かんたん保険
自転車保険プラン節約コース
加入のしやすさナンバーワン 楽天会員ならコレ! |
楽天超かんたん保険の特徴と注意点
月払いが可能で220円、年払いの場合は月当たり200円で、日常生活賠償保険が1億円ある安心の保険です。
何よりも加入のしやすさは全保険の中でトップクラスでしょう。
楽天市場から普通のネットショッピング感覚で本当に簡単に買えます!
注意点は自分のケガの補償についてです。
自分のケガについては通院・手術補償がなく、入院補償も少ないので、おまけ程度に考えると良いでしょう。
加入できるのは楽天会員のみとなっていますが、会員登録を行うだけなので、特に難しい作業は必要ありません。
支払いは楽天のページから行うことが可能です。
【6位】楽天損保
サイクルアシスト基本タイプ
楽天損保サイクルアシストの特徴と注意点
こちらは楽天超かんたん保険に比べて、保険料が年間280円高く月払いができない代わりに、手術補償や入院日額などの補償が手厚くなっています。
自分のケガに対する補償も必要という人はこちらのほうがおススメです。
また楽天会員でなくても加入できるので、会員登録なしに保険に加入したい場合はこちらの方が簡単に申し込みができます。
【7位】サイクルベースあさひ
サイクルパートナー(家族型)
サイクルベースあさひ「サイクルパートナー」(家族タイプ)の特徴と注意点
月額240円で家族タイプの保険が用意されているのは衝撃的です。
基本的に補償内容は個人タイプのものと変わりませんが、こちらは賠償補償もケガの補償についても家族分までカバーされます。
自身のケガについては通院・手術補償がつかず、入院補償(日額2,000円)と死亡・後遺障害補償400万円だけですが、価格と賠償補償額のバランスを考えれば納得です。
安く家族型(家族のケガも補償してくれるタイプ)に加入したい人には最適な保険と言えるでしょう。
【8位】ちゃりぽ「あんしんプラン」
ちゃりぽ「安心プラン」の特長と注意点
こちらの特徴は、賠償責任が1000万円ということです。
1000万円と言うと十分そうに思えますが、実際にそれ以上の支払い命令(約9500万円)が出ている事例があるので、この賠償補償額では不安だという人が多いかもしれません。
賠償責任が少ない一方で、入院日額は6,000円と比較的手厚くついています。
今回の記事の対象となっているような安い保険プランで、入院日額6,000円がついているのは驚きです。賠償補償分をこちらに回しているという印象を受けます。
賠償補償が手厚くなるより、自分のケガの補償を多めにほしい」と考える人に向けた保険プランといえるでしょう。
安くてケガの補償が多めにほしいという人におすすめです。
【9位】イオン少短
イオンの自転車保険
イオン自転車保険の特徴と注意点
イオン系列の保険会社が発売している保険プランで唯一今回の対象となったプランがこちらです。今回の企画の対象となるのは64歳までのプランとなります。
この保険の特徴でまず目につくのが、個人賠償責任保険が最大1,000万円までしか補償されないという点です。しかし、がっかりするのはまだ早い!
この保険プランでは、ひったくり補償など他の自転車保険にはない補償がついており、また日常のケガでの入院費用も4,000円補償してくれます。
大きな事故の損害賠償対策にはならないかもしれませんが、自転車事故を含むちょっとした事故やケガへの保険と考えれば悪くはない保険といえます。
【10位】総合保険センター「自転車の責任保険」
総合保健センター「自転車の責任保険」の特徴と注意点
300円以下の保険料で1億円の賠償補償がついているので、一定の条件は満たしています。
しかし、他の保険会社に同じような条件でもっと安いプランがあるので、このプランについていえば特にこれといった特徴がないようにみえます。
後遺障害保険金が190万円で、この価格帯の中では好条件ですが、後遺障害保険金として190万円が魅力的かというと意見が分かれるところでしょう。
今回の記事の対象となるプランの中では特にこれといった特徴のないプランです。
入院一時金が5万円でるので、そこに魅力を感じれば一考の余地はあります。
家族型の安い保険おすすめランキング
【1位】サイクルベースあさひ「サイクルパートナー(家族型)」
月額240円で家族タイプ最安値です。
自身のケガについては入院補償(日額2,000円)と死亡・後遺障害補償400万円だけですが、月々240円(1年で2,880円)で家族のケガの補償までついてくると考えれば、十分におすすめできます。
【2位】楽天超かんたん保険「自転車保険プラン」
月額340円で入院日額1,500円と手術費用15,000円(入院時以外7,500円)がついてきます。
楽天市場からお手軽に加入が可能で、年払いの場合は1年で3,650円です。手術補償も少しほしいという方や楽天会員におすすめです。
【3位】ローソンお手軽プラン
4,160円で店頭の(Loppi)ロッピーを使って加入できます。
ケガの補償内容は楽天とほとんど同じですが、個人賠償責任補償が無制限です。
家族が加害者になったときには一番安心できる保険です。
安いプランの中から自分にあった保険を選ぼう!
最安値の保険プランは『全日本交通安全協会のサイクル安心保険 保険賠償のみプランA』でした!
この保険プランがそうであるように、自分がケガした場合の補償を削るほど保険料が安くなる傾向にあります。
相手をケガさせたりモノを壊した場合の損害賠償補償については、安い保険でも1億円ついているものがいくつもあり、これは過去にあった約9500万円の支払い命令に対応できる額ですので、必要な補償額を考える上での一つの目安となるでしょう。
安いプランの中から自分にぴったりの保険を選びたいという方は、今回の分析を参考にして賢い選択をしてくださいね。
特に、損害賠償補償の対象に家族も含めたいのか、示談交渉代行が必要かどうかなど、重要なポイントについては見逃さずにしっかり検討した上で保険を選ぶようにしましょう。
月当たり300円以下の自転車保険プラン比較表
全日本交通安全協会 | 楽天超かんたん保険 | 楽天損保 | 東京海上日動 eサイクル保険 |
ちゃりぽ | JCBトッピング保険 | あさひ サイクルパートナー |
あさひ サイクルパートナー |
SBI損保 | 総合保険 センター |
イオン少額短期保険会社 | |
プラン | サイクル安心保険 (本人型) | お1人様プラン (本人以外型) | サイクルアシスト(基本型個人) | 個人賠償責任なしプラン 本人型 |
安心プラン 本人型 |
基本プラン | 本人プラン | 家族プラン | 自転車事故補償特約 | 自転車の責任保険 | イオンの自転車保険 |
保険料 (年払い) |
1,230円 | 2,390円 | 2670円 | 2,080円 | 2,900円 | 1920円 | 2,700円 | 3600円 | 3550円 | ||
月払い | × | 220円 | × | 190円 | 260円 | 280円 | 170円 | 240円 | 300円 | × | × |
賠償責任 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | なし | 1000万円 | 1億円 | 2億円 | 2億円 | 1億円 | 1億円 | 1000万円 |
通院 (日額) | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
入院 (日額) | なし | 1,500円 | 2,500円 | 3,000円 | 6,000円 | 1,000円 | 2,000円 | 2,000円 | – | – | 4,000円 |
手術 (入院中) |
なし | なし | 25,000円 | 30,000円 | なし | 10,000円 | – | – | – | – | – |
示談代行 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – | – | 〇 | 〇 | – | 〇 | – |
補償の範囲(損害賠償) | 家族の事故にも対応 | 家族の事故にも対応 | 家族の事故にも対応 | 被保険者本人のみ | 家族の事故にも対応 | 家族の事故にも対応 | 本人のみ | 家族の事故も対象 | 家族の事故も対象 | 家族の事故も対象 | 家族の事故も対象 |
補償の範囲(本人のケガ) | なし | 本人のみ | 本人のみ | 本人のみ | 本人のみ | 家族も対象 | 本人のみ | 家族も対象 | 本人のみ | 本人のみ | 本人のみ |
死亡・後遺障害補償 | ‐ | 100万円 | 250万円 | 300万円 | 250万円 | 100万円 | 400万円 | 400万円 | 40~1000万円/名 | 190万円 | – |
入院一時金 | – | – | – | – | – | – | – | – | 一律5万円 (5日以上の場合) |
5万円 (5日以上の場合) |
– |
【参考】過去の自転車事故の損害賠償額
自転車保険の加入を検討する上で最も重視したいのは、個人賠償責任補償特約です。過去の自転車事故の判例での賠償命令の最高額は9,521万円なので、個人賠償責任補償特約が1億円以上あると安心できるでしょう。
通院・入院・手術にかかる費用
次に重視したいのは、通院・入院・手術補償などの傷害補償です。以下の表は当サイトが行った、自転車事故の治療費に関するアンケートの結果です。
下の表にあるように、通院については日額平均で約3,000円、入院には日額平均で約6500円手術には平均約36000円かかっています。これらの自分のケガへの補償は無くても問題ないと考える人や、他の傷害保険などで賄えるという場合は、これらの補償のないものから保険プランを選ぶと保険料をぐんと安くすることができます。
※表は横にスクロールできます。
100人中 | 日額治療費平均 | 合計治療費平均 | |
通院 | 93人 | 3,078円 | 17,597円 |
入院 | 9人(自己負担5人) | 6,440円 | 54,000円 |
手術 | 7人(自己負担5人) | 36,250円 | 36,250円 |
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