電動自転車の盗難保険3種類を比較してみた!加入タイミングを逃さないことが重要

「電動アシスト自転車」の利用者は増加傾向にありますが、やはり高額であることがネックです。
そのため盗難のリスクを考えて保険に加入したいところですが、どれに加入すべきか悩んでいる人もいるでしょう。
そこで今回は、電動アシスト自転車の盗難保険をパターン別に解説します!

電動アシスト自転車を利用するなら盗難保険に加入すべき?

モーターがペダルを踏む力を低減させるため、快適なスピードで楽に走れると女性やお年寄りから支持を集める「電動アシスト自転車」。
こどもの送り迎えや買い物などに電動アシスト自転車を利用する人は年々増えています。
2018年には電動アシスト自転車の販売台数がシティサイクル(普通の自転車:軽快車)の販売台数を抜いたと報告されています。

そんな便利で人気の高い電動アシスト自転車ですが、注意点があります。
それは、シティサイクル(軽快車)に比べると高額なこと……。
そのため盗難対象になりやすく、盗難された自転車のほとんどが返ってこないのです。
シティサイクル(軽快車)と電動自転車を合わせたデータでありますが、平成29年の自転車盗認知件数は約20万件ありました。
しかし、その内検挙件数は約1.3万件とかなり少ない現状です。
出典:平成29年の 刑法犯に関する統計資料
商品によりますが、多くは10万円前後と高額な電動アシスト自転車。
大事な電動アシスト自転車を盗難されたときのためにも、盗難保険に加入しておくことが重要なのです。

盗難保険の種類が多くてわからない……

「それなら今すぐにでも盗難保険に加入しよう!」と思うかもしれませんが、一口に盗難保険といってもその種類は多岐に渡ります。
そのためどれに加入すればよいのか判断するのはなかなか難しく、結局加入を諦めてしまう人も……。
盗難保険を難しくする要素としてまず挙げられるのは、保険を提供する会社の種類が複数あることです。
では、盗難保険を提供する代表的な3つをチェックしてみましょう。

  • 「保険会社」:保険が専門の会社が提供
  • 「自転車ショップ」:自転車を販売する会社が提供
  • 「自転車メーカー」:自転車を製造する会社が提供

ここからは、それぞれを5つの観点から分析してみたいと思います!

5つの観点から分析してみよう!

それでは「ジャパン少短」「サイクルベースあさひ」「YAHAMA」「Panasonic」「BRIDGESTONE」が提供する電動アシスト自転車向けの盗難保険を比較してみましょう。
下の資料をご覧ください。
資料1

会社種類 提供会社 プラン 保険料 保険期間 補償 免責金額 加入条件 対象自転車
保険会社 ジャパン少短 ちゃりぽ盗難補償プラン(1年満期) 設定した補償の7% 1年 購入金額以下5,000~500,000円
の中から設定
30% 購入後1ヶ月以内 新車・中古車、自転車の種類に限らず
対象(個人売買のものは対象外)
ちゃりぽ盗難補償プラン(2年満期) 設定した補償の7% 2年 購入金額以下5,000~500,000円
の中から設定
30% 購入後1ヶ月以内 新車・中古車、自転車の種類に限らず対象
(個人売買のものは対象外)
ショップ サイクルベースあさひ サイクルメイト 自転車本体価格(税込み)
~19,999円:3,000円
20,000~49,999円:4,000円
50,000~299,999円:5,000円
3年 希望小売価格(充電器含む)の20%負担で新車購入 さいくるベースあさひ各店にて購入or
ネットで注文,お店で受取り
・電動アシスト自転車
・本体価格が30万円未満
メーカ YAMAHA YAMAHA製品保証登録(兼盗難保険) 0円 購入から3年 1~2年目は30%,3年目は50%の
本体価格負担で同型の新車購入
購入後7日以内 ヤマハPAS / YPJ
Panasonic 電動アシスト自転車3年間盗難補償 0円 購入から3年 メーカ希望小売価格の30%と
手数料4,000円で同タイプの自転車購入
Panasonic
電動アシスト自転車
BRIDGESTONE ブリヂストン3年間盗難補償 0円 購入から3年 メーカ希望小売価格の30%で
同タイプの自転車購入
購入後20日以内 ブリヂストン電動アシスト自転車全車種

※ここではSBI日本少短やY’sロードが提供するスポーツバイク向け盗難保険は取り扱いません。
今回は、価格.comで電動アシスト自転車人気ランキング1位(2019年8月8日現在)という理由から、Panasonicの「ビビ・SX BE-ELSX63」を購入したと想定します(メーカー小売希望価格:91,800円)。
この電動アシスト自転車を、次のの5つの観点から分析してみましょう!

  • 加入条件
  • 保険料
  • 保険期間
  • 補償内容
  • 付帯サービス

加入条件の違いは?加入できる保険をまずはチェック

じつは、電動アシスト自転車の盗難保険は誰でもどれでも加入できるというわけではないんです。
購入した場所や購入したメーカーがキーポイントになるので、まずは“加入したい”保険ではな加入できる保険を確認してみましょう。

  • ショップが提供する保険
  • ショップが提供する「サイクルメイト」は、基本的にサイクルベースあさひで購入した人しか加入できません。

  • メーカーが提供する保険
  • メーカーが提供する保険は、購入した自転車のメーカーの保険でなければ加入できません。
    YAMAHAの自転車を購入したらYAMAHAの保険、Panasonicの自転車を購入したらその保険にしか加入できないということです。

  • 保険会社が提供する保険
  • 保険会社が提供する「ちゃりぽ」には、新車・中古車、自転車の種類等の制限はありません。
    購入した自転車のメーカーが保険を提供しておらず、購入店も保険を提供していない場合、ちゃりぽが候補となります。

    保険料で比較すると「メーカー >> ショップ > 保険会社」

    加入条件を確認できたら、続いて保険を提供する会社を保険料で比較してみたいと思います。

  • 保険会社が提供する保険
  • 保険会社が提供する「ちゃりぽ」は、自転車購入金額を越えない範囲内で補償金額を自由に設定でき、保険料は設定した補償金額で決まります。
    今回は「ビビ・SX BE-ELSX63」の購入金額を最大限を補償したいとした時の設定(補償金額を9万円に設定)で考えます。
    この場合の保険料は6,300円となります。(90,000円×7%=6,300円)

  • ショップが提供する保険
  • ショップが提供する「サイクルメイト」は、本体価格によって保険料が決まります。
    「ビビ・SX BE-ELSX63」の場合は、資料1から5,000円だとわかりますね。

  • メーカーが提供する保険
  • メーカーが提供する保険は、なんと無料です!
    結論として、自転車の種類によるものの保険料の安さで比べると「メーカー >> ショップ > 保険会社」であることがわかりました。

    保険期間で比較すると「メーカー = ショップ > 保険会社」

    今度は、補償が受けられる保険期間で比較してみましょう。

  • 保険会社が提供する保険
  • 保険会社が提供する「ちゃりぽ」は、1年と2年の保険期間から選択できます。

  • ショップが提供する保険
  • ショップが提供する「サイクルメイト」の保険期間は、3年間です。

  • メーカーが提供する保険
  • メーカーが提供する保険の保険期間は、3年間です。
    結論として、保険期間の長さで比べると「メーカー = ショップ > 保険会社」であることがわかりました。

    補償内容は大きく異なるため、単純には比べられない!

    補償内容は大きく異なるため、保険料や保険期間のように単純に比べることはできません。
    では、それぞれが提供する保険の補償内容をみてみましょう。

  • 保険会社が提供する保険
  • 保険会社が提供する「ちゃりぽ」の補償は、設定した補償金額に応じた保険金を受け取れるという形式です。
    また、新車に限らず中古車も対象としている点も特徴です。(但し、個人売買のものは対象外)

  • ショップが提供する保険
  • ショップが提供する「サイクルメイト」の補償は、盗難された場合に同じモデルの自転車を割安で購入できるというものです。

  • メーカーが提供する保険
  • メーカーが提供する保険の補償は、盗難された場合に同じモデルの自転車を割安で購入できるというものです。
    保険料と同様にPanasonicの「ビビ・SX BE-ELSX63」(メーカー小売希望価格:91,800円)を購入したと想定し、1年以内に盗難された場合の自己負担額を計算してみましょう。

  • ちゃりぽ
  • ・補償内容:設定した補償金額に応じた保険金を受け取れます。
    免責金額の30%を除いた金額が補償金額となる。90,000円×70%=63,000円です。
    ・保険料:補償金額の7%が保険料なので、90,000円×7%=6,300円です。
    ・自己負担額:約33,000円

  • サイクルメイト
  • ・補償内容:盗難された場合に同じモデルの自転車を割安で購入できます。(90,000×0.2=約18,000円で同型の新車購入)
    ・保険料:「ビビ・SX BE-ELSX63」の場合は、資料1から5,000円です。
    ・自己負担額:約23,000円

  • 電動アシスト自転車3年間盗難補償
  • ・盗難された場合に同じモデルの自転車を割安で購入できます。(90,000×0.3+4000=約31,000円で同型の新車購入)
    ・自己負担額:約31,000円
    ※BRIDGESTONEは手数料がないため、やや安くなります。
    ※YAMAHAも手数料はありませんが、3年目から自己負担割合が30%から50%になるため、3年目の場合は自己負担額が高くなります。
    以上から「サイクルメイト」と「メーカー提供保険」は同じ形式ではあるものの、自己負担額に大きな違いがあることがわかりますね。
    保険会社が提供する「ちゃりぽ」は自己負担額でいうと今回のケースでは高額でした。他とは違って保険金を受け取る仕組みになっているのが特徴です。
    次に購入する電動アシスト自転車のモデルを自由に選択できるのは、魅力的だといえるかもしれません。
    結論として、
    保険金を受け取りたいなら「保険会社 > ショップ > メーカー」
    自己負担額の低さだけで比べたら「ショップ > 保険会社 > メーカー」
    であることがわかりました。

    付帯サービスで比較すると「ショップ > 保険会社 = メーカー」

    次は、付帯サービスで比較してみましょう。

  • 保険会社が提供する保険
  • 保険会社が提供する「ちゃりぽ」には、付帯サービスがありません。

  • メーカーが提供する保険
  • メーカーが提供する保険には、付帯サービスがありません。

  • ショップが提供する保険
  • ショップが提供する「サイクルメイト」には、様々なサービスが付いています。
    結論として、付帯サービスを充実させたいなら「ショップ > 保険会社 = メーカー」であることがわかりました。

    保険加入時の注意点:複数の保険に加入すれば逆に儲かるのでは……?

    ここまで解説してきましたが、なかには「メーカーが提供する保険は無料だし、メーカーの保険と有料の保険に加入すれば儲かるのでは?」と考える人もいるでしょう。
    しかし、実際は複数の補償を重ねることはできませんし、たとえできたとしても適用されるのは1つだけなので補償の重ね掛けは無意味なんです。
    また、ショップが提供するサイクルメイトとメーカーの保険の場合、盗難補償を利用して手に入れた自転車に同じ盗難補償を付けることはできないので注意しましょう。
    例:メーカー補償を利用してPanasonicの「ビビ・SX BE-ELSX63」を安価で購入した場合、その自転車にはメーカーの盗難補償を付けることはできない。
    同様に、保険会社が提供するちゃりぽも過去1年以内に自転車盗難に関する保険金請求があった場合は加入できません。
    つまり、自転車購入 → 盗難補償で購入 → 盗難補償で購入 → … はできないということ。保険加入時の注意点として、覚えておきたいですね!

    まとめ|加入できるタイミングを逃さないようにしよう

    電動アシスト自転車の盗難保険をパターン別に解説しました。
    移動手段として便利な電動アシスト自転車を利用する方は増加傾向にありますが、その分盗難が多い上に盗まれたほとんどの自転車は返ってきません。高額な電動アシスト自転車を守るためにも、盗難保険に加入することが望ましいでしょう。
    しかし、加入できる時期が短かい保険もあるのでタイミングを逃さないようにするなどの意識が必要です。
    電動アシスト自転車向け盗難保険には、どのメーカーの自転車を購入したか、どの店で購入したかによって加入できる保険の種類が変わります。
    また、保険料・保険期間・補償内容・付帯サービスの何を重視したいかによって選ぶべき盗難保険は異なるので、今回解説した内容を参考にして自身に合った盗難保険を選んでみてくださいね!

    注意事項
    *1
    保険プラン比較表利用時の注意事項については、保険プラン比較表利用時の注意事項をご覧下さい。
     

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