自転車保険は解約できる!注意→返戻金は利用しない月数分の保険料よりも低くなる

自転車事故における損害賠償金が高額になるケースが発生し、全国では自転車保険の加入を義務付ける自治体が増加してしまいます。
それに伴って自転車保険に加入する人も増えていますが、様々な理由によって自転車に乗る機会がなくなり、自転車保険を解約したいと考える人も少なくはありません。
自転車保険の解約が可能か?という問いに対しては、【解約可能】です。
自転車保険を途中で解約する場合どうなるのかを注意点と併せて解説します。

自転車保険に加入する人は増えている…もしも解約をしたくなったら

平成27年に兵庫県が自転車保険等への加入を義務付けたことを皮切りに、全国で自転車保険等への加入を義務付ける自治体が増加しています。
また、自転車事故における裁判で損害賠償金が非常に高額になるケースも発生していることもあり、自転車保険へ加入する人は増加しています。
しかし、自転車保険に加入した人の中には転勤など様々な理由で自転車を利用しなくなり、保険期間の途中で解約したくなるケースもあるでしょう。
そうした場合、自転車保険は途中解約できるのでしょうか?

自転車保険は保険期間の途中でも解約できる!

保険期間の途中で解約したいと思っても、はたして解約は可能なのか疑問ですよね。
結論としては、保険期間の途中であっても解約は可能です。
保険会社のコールセンターやお客様窓口などに連絡をすると、解約の手続きについて説明してくれます。
ただし、TSマークなど掛け捨ての保険の場合は解約する意味がないため、解約できないと覚えておきましょう。

自転車保険を解約したら、既払い保険料は一部返還される

解約できることがわかったら、次に気になるのが保険料の問題でしょう。
すでに支払いを終えた保険料が少しでも戻ってくるなら、家計も助かりますよね。
結論からいうと、途中解約した場合の既払い保険料は一部返還される場合があります。
ただし、年払いか月払いかで扱いが変わるため注意が必要です。
ここからは、年払いと月払いそれぞれの既払い保険料の扱いを確認してみましょう。

年払いの場合は、既払い保険料の一部が返還される

年払いの場合は最初に1年間分の保険料を1回で支払うため、途中解約した場合はすでに多くの保険料を支払っていることになります。
途中解約したから仕方ないとはいっても、これはもったいないですよね……。
そこで注目すべきは「返戻金」です。
返戻金とは、保険料を多く支払った場合の補償として保険会社から一部返還されるお金のこと。
この返戻金の計算で重要になるのは「既経過月数」と「返戻率」です。
●既経過月数とは
既経過月数とは、保険期間の初日から数えて経過した月数のことです。なお、1ヵ月未満の端日数は切り上げて1ヵ月とし既経過月数に加算します。
●返戻率とは
返戻率とは既経過月数によって決まるものであり、返戻金にかける係数のことです。
つまり返戻金は、

「返戻金 = 既払い保険料 × 返戻率」

この計算式を元に求めることができます。
とはいっても分かりにくいため、主要な自転車保険の返戻率を表にまとめてみました。
では、下の表をご覧ください。
【表1】各社払い戻し率

引受保険会社 既経過月数 備考
~7日 ~15日 ~1ヶ月 ~2ヶ月 ~3ヶ月 ~4ヶ月 ~5ヶ月 ~6ヶ月 ~7ヶ月 ~8ヶ月 ~9ヶ月 ~10ヶ月 ~11ヶ月 ~12ヶ月
返戻率(%) 三井住友海上 90 85 75 65 55 45 35 30 25 20 15 10 5 0
損保ジャパン 90 85 75 65 55 45 35 30 25 20 15 10 5 0
東京海上日動 90 85 75 65 55 45 35 30 25 20 15 10 5 0
ジャパン少短 73 67 60 53 47 40 33 27 20 13 7 0
au損保 95 91 86 82 77 73 68 63 59 54 50 45 2年プランの13か月目以降は別途記載

表2 au損保の払い戻し率(13か月目~24か月目)

引受保険会社 既経過月数
~13ヶ月 ~14ヶ月 ~15ヶ月 ~16ヶ月 ~17ヶ月 ~18ヶ月 ~19ヶ月 ~20ヶ月 ~21ヶ月 ~22ヶ月 ~23ヶ月 ~24ヶ月
返戻率(%) au損保 41 37 33 30 26 22 19 15 11 7 4 0

例えば、引受会社が東京海上日動で家族型Aプランに加入していた場合をみてみましょう。このプランの年間保険料は12,030円です。それを6ヶ月目で途中解約したとすると、返戻率は30%なので、
「返戻金 = 12,030 × 0.3 = 3,609円」
となります。
ここで注意したいのは、6ヶ月分の保険料よりも低くなることです。

※三井住友海上・損保ジャパン・東京海上日動は返戻率ではなく短期料率で計算するが、表1は短期料率を返戻率に変換している。

  • 返戻率 = 1 – 短期料率
  • 例:短期料率が30%の場合,返戻率は1 – 0.3 = 0.7→70%となる

※auは2年契約の場合のみ返戻率が適用される

  • 1年契約の場合は
  • 返戻金 = 既払い保険料 × (12 – 既経過月数) / 12

月払いの場合は、翌月から保険料を支払わなくてもいい

先ほど説明した通り、返戻金の計算は月単位で行います。そのため月払いの場合、多くは返戻金がありません。
そして、翌月から保険料を支払わなくてもOKという流れになります。

自転車保険を解約するときの注意点は、返戻金が利用しない月数分の保険料よりも低くなること

自転車保険は保険期間の途中であっても解約できますが、その場合は返戻金の多くが利用しない月数分の保険料よりも低くなるという点に注意しましょう。
自転車保険の補償は自転車乗車中以外でも適用されることがあるため、あえて解約しないという選択肢もあります。
お得に補償を受けるためにも自転車保険単体で考えずに、自身の入っている他の保険も念入りに調べてから解約するか否かを判断したいですね。

自転車保険解約のまとめ

自転車保険の解約についてご紹介しました。
転勤など様々な事情で自転車に乗らなくなった場合、自転車保険を解約するのも保険料が戻ってくる1つの手です。
途中解約した場合は既経過月数と返戻率に応じて保険会社から返戻金が支払われますが、単純に保険料が残った日数分返ってくるわけではないので注意しましょう。
今回ご紹介したように、自転車保険の多くは保険期間の途中でも解約が可能です。
解約したいと思ったら、ご自身が加入している自転車保険の内容を確認してみましょう!

注意事項
*1
保険プラン比較表利用時の注意事項については、保険プラン比較表利用時の注意事項をご覧下さい。

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