自転車店といえば、『サイクルベースあさひ』を思い浮かべる人も多いですよね。今回は、そんな大手自転車店あさひの自転車保険のプラン『サイクルメイト』と『サイクルパートナー』という、2種類の自転車保険について、分かりやすく解説したいと思います!
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「サイクルメイト」
【特徴】
・盗難
・傷害補償や無料点検など自転車生活をトータルにサポート
・自転車保険付き
【注意点】
・加入対象はあさひで自転車を購入した人のみ
・サービスは3年まで
・通院手術の補償が付かない
・保険金が少なめ
・自転車保険は1年ごとに継続料が500円かかる
「サイクルパートナー」
【特徴】
・他社の自転車保険と比べて保険料が安い
・賠償責任の過去最高事例の金額をカバー
【注意点】
・通院と手術の補償が付かない
・本人タイプは個人賠償責任保険が被保険者本人にしか付かない
あさひの自転車保険は「最低限の補償で保険料を安くしたい」人におすすめ!
今回は「サイクルベースあさひ」の自転車保険について解説するぞ。
あさひって私の家の近くにもあります!大きい会社なんですか?


うむ、あさひは全国に472店舗を構える日本最大級の自転車店なんじゃ!
そんなに大きい会社だったんだ~!それで、あさひの自転車保険はどんな人におすすめなんですか?


ズバリ、あさひの自転車保険は「最低限の補償で保険料を安くしたい」人におすすめじゃ!

ここからは、なぜそんな結果になったか順を追って説明するぞ!
あさひには「保証サービス」と「自転車保険」の2種類のプランが存在する!?

まずはじめに、アイちゃん覚えておいてほしいことがあるのじゃ。

それは、あさひには「サイクルメイト」と「サイクルパートナー」の2種類のプランがあるということじゃ!
「サイクルメイト」と「サイクルパートナー」……?名前は似ているけど、一体どこがどう違うんですか?


うむ。ここから、それぞれのプランについて1つずつ説明していくぞ!
自転車総合保証サービス「サイクルメイト」

「サイクルメイト」は、盗難・傷害補償や無料点検など自転車生活をトータルにサポートしてくれる自転車総合保証サービスなんじゃ。

無料点検じゃよ。この資料を見た方が分かりやすいかのぉ。
【資料1】
※表は横にスクロールできます。
特典 |
期間 |
内容 |
自転車盗難補償 |
3年間 |
自転車が盗難された場合、
以下のご負担金で新車を譲渡
購入自転車税込み価格に対して
1年目 20%
2〜3年目 40%
(電動アシスト自転車)
1〜3年目 20% |
傷害補償
(青色のTSマーク
付帯保険) |
1年間(賠償責任補償
と併せて500円税抜で継続可) |
入院15日以上
・一律1万円
死亡・重度障害(1〜4級)
・一律30万円 |
賠償責任補償
(青色のTSマーク
付帯保険) |
1年間(傷害補償
と併せて500円税抜で継続可) |
死亡・重度障害(1〜7級)
・限度額1,000万円 |
防犯登録 |
10年間 |
加入料に防犯登録料が含まれている |
無料点検 |
3年間 |
加入自転車を3年間いつでも無料で点検 |
修理工賃10%OFF |
3年間 |
加入自転車は3年間10%割引で修理 |
出張引き取り
お届けサービス |
3年間 |
加入自転車を自宅まで引き取りに伺い、
修理後自宅までお届け |
【資料2】
※表は横にスクロールできます。
自転車本体価格
(税込) |
0円~19,999円 |
20,000円~49,999円 |
50,000円~299,999円 |
ご加入料(税込) |
3,000円 |
4,000円 |
5,000円 |
※障害等級については厚生労働省障害等級表を参考にしてください。
※その他の注意事項については、サイクルベースあさひのHPをご確認ください。

そうじゃな。故障も防げるし、故障後もサポートされるんじゃ。
サイクルメイトは自転車総合保証サービスでしたよね?

それなのに、自転車保険も付いているじゃないですか!サイクルメイトってすごく便利!


いいところに気がついたのぉ!その通り、サイクルメイトには日本交通管理技術協会の青色TSマーク付帯保険がついているんじゃ!
TSマーク付帯の自転車保険では不十分!ほとんどの事故では補償されない?
それなら、サイクルメイトひとつで補償も保険もバッチリですね!


青色TSマーク付帯保険は、1年ごとに継続料500円がかかるんじゃよ。
1年後からは毎年500円かかっちゃうんですね……。でも、1年で500円ならお安い御用!


あとな、サイクルメイトはあさひで自転車を購入した人だけが入れるんじゃよ。
え~!あさひで自転車を買ったときしか加入できないんて!じゃあ今乗ってる自転車では入れないんですね……。

メリットもあれば、デメリットもあるということですね……。


それともう1つ。後で説明するんじゃが、賠償責任補償がイマイチなところもあるから注意が必要じゃ。
自転車総合保証サービス
「サイクルメイト」のポイント
【特徴】
・盗難
・傷害補償や無料点検など自転車生活をトータルにサポート
・自転車保険付き
【注意点】
・加入対象はあさひで自転車を購入した人のみ
・サービスは3年まで
・通院手術の補償が付かない
・保険金が少なめ
・自転車保険は1年ごとに継続料が500円かかる
あさひオリジナル自転車保険「サイクルパートナー」

気を取り直して、次はあさひオリジナルの自転車保険「サイクルパートナー」を見ていくぞ!
【資料3】
タイプ |
本人型 |
家族型 |
プラン名 |
サイクルパートナー |
サイクルパートナー |
タイプ |
本人型 |
家族型 |
月払保険料 |
170円 |
240円 |
年払保険料 |
1,920円 |
2,700円 |
通院(日額) |
– |
– |
入院(日額) |
2,000円 |
2,000円 |
手術(入院中) |
– |
– |
手術(入院中以外) |
– |
– |
賠償責任 |
2億円 |
2億円 |
死亡保険金・後遺障害 |
400万円 |
400万円 |
しかも、さっきのサイクルメイトのTSマークは年間500円だったのに、こっちは最安でも1920円もします!


その通り。ただ、その分もしものときに支払われる保険金も多いじゃろ?
あ、ホントだ!青色TSマークは1000万しか補償されないけど、サイクルパートナーは2億円も補償されるんですね!

入院も、青色TSマークは15日以上入院した場合は一律1万円だけど、サイクルパートナーは1日目から2000円もらえるみたい!


この通り、補償内容ではサイクルパートナーに分があるんじゃ。

保険料でみても、他の自転車保険と比べるとトップクラスで安いんじゃよ!
それは嬉しい!じゃあ、手厚い補償がほしいときはサイクルパートナーにした方がいいってことですね!


ただし、サイクルパートナーにも2つの注意点があるんじゃ。

じつは、サイクルパートナーには通院と手術の補償がないんじゃよ。
なるほど。それはちょっと不安かも……。でも、青色TSマークにもその保証はないですよね?

もし通院と手術の補償が欲しいなら、他社の自転車保険を選んだ方がいいかもしれませんね。


うむ。もう1つの注意点は、サイクルパートナーのタイプの欄を見てくれの。

そうじゃ。この本人型、個人賠償責任保険が被保険者本人にしか付かないんじゃ。
ん?本人型なんだから、個人賠償責任保険が本人にしか付かないのは当たり前じゃないんですか?


いやいや、じつは個人賠償責任保険の場合、被保険者本人以外に自動的に家族にも個人賠償責任保険が付帯される会社が多いんじゃよ。

あさひのサイクルパートナーの本人型を選ぶ場合は、個人賠償責任保険が被保険者本人にしか付かないことに注意してくれの。
あさひオリジナル自転車保険
「サイクルパートナー」のポイント
【特徴】
・他社の自転車保険と比べて保険料が安い
・賠償責任の過去最高事例の金額をカバー
【注意点】
・通院と手術の補償が付かない
・本人タイプは個人賠償責任保険が被保険者本人にしか付かない
あさひの自転車保険を過去の事例と比べると……「サイクルパートナー」がおすすめ?

コホン。では、さっきの表の「賠償責任」の欄をもう一度見てみるのじゃ。
はい!サイクルメイトは限度額1,000万円、サイクルパートナーは2億円になっています!


自転車保険で重視したいのは、この賠償責任補償なんじゃ!
賠償責任補償って、保険に加入している人が被った損害を填補するものですよね?


じつはな、過去の自転車事故の判例で9,521万円という高額な賠償を命じられたケースがあるんじゃ。
9,521万円…!?そんなお金、私にはとうてい支払えません!どうしたらいいの!?


そんな万が一のときのために、賠償責任補償が重要になるんじゃよ!
そうか!それなら……サイクルメイトの賠償責任補償1,000万円じゃ全然足りない!

その点、サイクルパートナーは2億円だから心強いですね!


う~む……。今後さらに高額な賠償命令が発生するかもしれんから、100%安心とは言い切れないかもしれんのぉ。
より高額な賠償命令か…。それを踏まえた上で自転車保険への加入を検討します!
