『ズットライド』が提供する『サイクルコール』は、自転車を対象としたロードサービスです。3つあるプランの内、MとLは最大1億円の自転車賠償責任補償を受けることができます。「故障時の自転車輸送が不安・面倒」という人におすすめです。

ズットライドの自転車保険サイクルコールは自転車保険プラスロードサービスをつけたい人におすすめ!
『保険比較の方程式』の調査によると、ズットライドの自転車保険『サイクルコール』は、「故障時の自転車輸送が不安/面倒!」という人におすすめできるという結果になりました。
ここからは、そうした結論に至った理由を説明していきたいと思います。
自転車保険を扱っている『ズットライド』とはどんな会社?
『ズットライド(Zutto Ride)』は、1997年2月にバイクのロードサービスを手掛ける日本二輪車ロードサービス株式会社として設立しました。
その後、バイクの盗難保険や自転車事業など、扱うサービスの幅を広げていき、ベトナムとインドネシアで現地法人を立ち上げるなど、国内に留まらず海外にも積極的に進出しています。
2016年にはグループ全体の社名を、現在の「Zutto Ride株式会社」に変更し、バイク会員事業・自転車保険事業を手掛けるようになりました。
ズットライドの自転車保険『サイクルコール』3つのプラン
ズットライドの『サイクルコール(CycleCall)』には、「S・M・L」という3つのプランがあります。では、どのような違いがあるのか、それぞれのプランの内容を見ていきましょう。
抑えておきたいポイントは2つ、「ロードサービスの対応距離」と「自転車賠償責任保険」です。
プランSは、自転車賠償責任保険が付いていないため、事故にあった際ロードサービスが欲しい人向けです。対応距離は50km以内と比較的近い距離となっています。
プランMは、自転車賠償責任保険1億円で、ロードサービスの対応距離は60km以内となっています。
プランLは、自転車賠償責任保険はプランMと同じ1億円で、ロードサービスの対応距離は100km以内とプランSの2倍の距離です。
プラン名 | ズットライド サイクルコール プランS | ズットライド サイクルコール プランM | ズットライド サイクルコール プランL |
---|---|---|---|
年払い保険料 | 3,400円 | 4,300円 | 5,200円 |
契約概要 | 契約概要 | 契約概要 | 契約概要 |
賠償責任 | – | 1億円 | 1億円 |
示談代行 | – | 〇 | 〇 |
自転車ロードサービス | 無料搬送(年4回) 1回50kmまで |
無料搬送(年4回) 1回60kmまで |
無料搬送(年4回) 1回100kmまで |
『サイクルコール』の補償は手厚い?M、Lの自転車賠償責任は1億円

では、『サイクルコール』の補償内容は、手厚いといえるのでしょうか?
まず、自転車保険を考える上でトップクラスに重視したい賠償責任補償額を見ていきましょう。
なぜ賠償責任補償額をトップクラスに重視したいかというと、過去の自転車事故の判例で高額な賠償請求が課せられているからです。例えばこれまで課された賠償命令の最高額は9,521万円と、個人で支払うのは限りなく難しいといえる金額です。
自転車が加害者となった交通事故で、最大1億円近くの損害賠償が課される可能性を考えたとき、プランMやプランLの賠償責任補償額は一億円を超えていますね。
このことに安心している方も多いのではないでしょうか。
ただしこれから先、より高額な賠償命令が下される可能性もあるので、それを踏まえた上で加入を検討しましょう。
一方、Sは自転車賠償責任保険がついてこないので、万が一事故を起こしてしまうことを考えると不安ですね。こちらのコースについては、自動車保険のような特約で賠償責任補償が既についている人は検討してもいいかもしれません。
【注意点】 サイクルコールは個人賠償責任保険ではなく自転車賠償責任保険

ここからは、サイクルコールという自転車保険の注意点を今回は3つ紹介していきたいと思います。
1.「自転車賠償責任保険」ということ
普通、自転車保険には、個人賠償責任保険という賠償責任を負担した場合の損害を包括的にカバーする賠償責任保険がついています。例えば「(自転車搭乗中以外で)人に接触してケガを負わせた場合」「(自転車搭乗中以外で)自動車や他人の物に接触し破損させた場合」など、日常のちょっとしたトラブルも補償してくれるサービスです。
ただし、サイクルコールの自転車賠償責任保険は、自転車に関係する事柄にしか対応してくれないので、その点には注意しましょう。

リーフレットより
2.傷害補償が付いてない
サイクルコールは全てのプランに自分が怪我したときの傷害補償が付いていません。そこで参考までに、当サイトが行った自転車事故の治療費に関するアンケートの結果を見ていただきたいと思います。
日額治療費平均 | 日額治療費平均 | 100人中 | |
---|---|---|---|
通院 | 3,078円 | 3,078円 | 93人 |
入院 | 6,440円 | 6,440円 | 9人(自己負担5人) |
手術 | 36,250円 | 36,250円 | 7人(自己負担5人) |
この表で見てみると、自転車による事故で診察してもらった人の内、通院を経験した方は治療費に3,000円かかっています。一方、入院は平均6,000円、手術は平均36,000円の治療費がかかっていますね。この金額って結構な金額だと思いませんか?
自転車保険を選ぶ際は、この結果を考慮しつつ検討する必要がありそうですね。
3.「対象車両」に保険が付く
サイクルコールの自転車保険は、人ではなく自転車が補償対象となっています。
つまり、補償対象が人の場合であれば、その人が事故に遭った場合補償を受けられますが、自転車が補償対象の場合、「補償が受けられるのは契約した自転車を利用している場合かつ本人の場合のみ」という制限があります。そのため、契約していない自転車に乗っている場合は補償対象外となるので注意が必要です。
ここで挙げた注意点は、自転車保険に加入する場合決して無視はできないものです。
人によっては大きなデメリットになる可能性もあるので、十分に考慮した上で加入を検討してください。
ズットライドの自転車保険サイクルコールは、故障時の自転車輸送が不安/面倒!な人におすすめ
ズットライドの自転車保険サイクルコールは、「故障時の自転車輸送が不安・面倒!」な人におすすめの自転車保険です。ズットライドという会社が、元々バイクのロードサービスを手掛ける企業として立ち上がった企業だったので、これは納得といえるのではないでしょうか。
ただし、サイクルコールは以下のような注意点もあるので、加入前に必ず確認しましょう。
・Sはロードサービスのみ
・M・Lは「自転車賠償責任保険」
・傷害補償が付いてない
・「対象車両」に保険が付く
保険プラン比較表利用時の注意事項については、保険プラン比較表利用時の注意事項をご覧下さい。
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今回のアンケートの詳細については、インターネットを利用したWEBアンケート調査をご覧下さい。
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