元々アクサダイレクトには「自動車保険への特約」と「傷害保険」の2パターンがありましたが、傷害保険は2014年に販売が終了しています。
つまり、アクサは他の保険会社のような自転車保険を扱っていません。
しかし、自動車保険に「アクサ安心プラス」という複数の特約がセットされた特約パッケージを付帯でき、その中には個人賠償責任補償もあるんです!
この記事では、アクサダイレクトの「アクサ安心プラス」の個人賠償責任補償特約の特徴や注意点を解説したいと思います。
アクサダイレクトの個人賠償責任補償特約はアリ?ナシ?
俳優の岡田将生さんが出演する天体観測のCMで有名な「アクサダイレクト」。
アクサダイレクトに自転車保険はありませんが、自動車保険に個人賠償責任補償特約を付けることによって、自転車保険の加入義務化に対応することができます。
しかし、補償内容や加入時の注意点もあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
アクサの個人賠償責任補償特約の注意点3つ
- アクサダイレクトには他の会社が提供しているような「自転車保険」はない(2014年に販売終了になった)
- 個人賠償責任補償特約を単体で付帯できない(様々な特約が自動的に付いてくる)
- 補償金額が3,000万円と少ない
個人賠償責任補償特約で自転車保険の義務化に備えられる!
そもそも自転車保険の義務化って?
自転車保険の義務化に対応するには、どうすればいいの?
アクサダイレクトの特徴と注意点は?
「アクサ安心プラス」に加入すると個人賠償責任補償を受けられる!
特約 | ファミリープラス | レディースプラス | ペットプラス | 特約の概要 |
---|---|---|---|---|
搭乗者傷害保険の医療保険金倍額支払特約 | 〇 | 〇 | × | 搭乗者傷害保険の医療保険金が支払われる場合に、医療保険金の額を2倍にしてお支払い |
搭乗者傷害保険の追加支払に関する特約 | 〇 | × | × | 搭乗者傷害保険の保険金が支払われる場合で、被保険者の年齢が満18歳未満であったときにお支払い |
搭乗者傷害保険の家事労働費用補償特約 | 〇 | × | × | 記名被保険者と配偶者およびこれらの同居の親族のうち家事従事者である方が、搭乗者傷害保険の医療保険金の支払事由に該当する傷害を被り3日以上入院した場合に、3日目以降の入院期間1日につき5,000円をお支払い |
ペット搭乗中補償特約 | × | × | 〇 | 搭乗者傷害保険の保険金が支払われる場合において、同一の支払事由により記名被保険者またはそのご家族が所有するペットが死傷した場合に、「葬祭費用保険金」および「治療費用保険金」を、合計で保険期間中10万円を限度にお支払い |
形成手術費用補償特約 | 〇 | 〇 | × | 搭乗者傷害保険または人身傷害補償特約の保険金が支払われる場合で、その支払事由である傷害が治った後に瘢痕が残り、その瘢痕の治療を目的とした形成手術を受けたとき、1回の事故につき1回の形成手術に限り10万円をお支払い |
日常生活賠償責任保険特約(示談交渉付) | 〇 | 〇 | 〇 | 日本国内において記名被保険者の居住の用に供される住宅の所有、使用もしくは管理に起因する偶然な事故、または記名被保険者もしくはそのご家族の日常生活に起因する偶然な事故により他人を死傷させた場合や他人の財物に損害を与えた場合で、法律上の損害賠償責任を負ったときにお支払い |
携行品損害補償特約 | × | 〇 | × | 日本国内または国外において偶然な事故によって、記名被保険者またはそのご家族が住宅外において携行している自己所有の日常生活の用に供する動産に生じた損害に対して保険金をお支払い |
参照: https://www.axa-direct.co.jp/conditions/pdf/auto/auto_conditions_201910.pdf
補償限度額が3,000万円と少ない…
賠償金額 | 判決 | 事故の概要 |
---|---|---|
9,521万円 | 2013年 | 男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。 |
9,266万円 | 2008年 | 男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。 |
6,779万円 | 2003年 | 男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。 |
5,438万円 | 2007年 | 男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性(55歳)と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。 |
4,746万円 | 2014年 | 男性が昼間、赤信号を無視して交差点を直進し、青信号で横断歩道を歩行中の女性(75歳)に衝突。女性は脳挫傷等で5日後に死亡した。 |
参照:http://www.sonpo.or.jp/news/publish/safety/traffic/pdf/0002/book_bicycle.pdf
アクサに「自転車保険」は存在しない!
アクサダイレクトの自転車保険の注意点まとめ
- アクサダイレクトには他の会社が提供しているような「自転車保険」はない(2014年に販売終了になった)
- 個人賠償責任補償特約を単体で付帯できない(様々な特約が自動的に付いてくる)
- 補償金額が3,000万円と少ない
アクサダイレクトでは、他の保険会社のようないわゆる“ 自転車保険 ”は取り扱っていません。
アクサの自転車保険は2014年で取り扱いが終了したので、どうしてもアクサで加入したい場合は自動車保険に「アクサ安心プラス」という特約パッケージをセットする必要があります。
「アクサ安心プラス」は複数の特約がセットになっており、その中に「日常生活賠償責任保険特約」という名称の個人賠償責任補償特約があります。
ただし、アクサの日常生活賠償責任保険特約は補償額が3,000万円と少ないため、不安が残る結果に……。
アクサダイレクトの「アクサ安心プラス」は魅力的な点もありますが、注意点も多いので加入を決める前にしっかり補償内容を確認した上で検討しましょう!

保険プラン比較表利用時の注意事項については、保険プラン比較表利用時の注意事項をご覧下さい。
*2
今回のアンケートの詳細については、インターネットを利用したWEBアンケート調査をご覧下さい。
あなたにおすすめの記事



