自転車事故体験談|慰謝料の総額は…?油断が招いた自転車事故の事例紹介

人通りの少ない丁字路で起きた、自転車同士の衝突事故。ピカさんは、高校時代の通学路という慣れた道ということで油断していたのでしょう。右側走行していて、出会い頭にロードバイクと衝突してしまいました。相手は手術と入院、その後半年の通院という大怪我を負ってしまいます。
保険やヘルメットは、万が一の備えとしてとても大切です。

体験者プロフィール

・ニックネーム:ピカ
・年代:20代
・性別:男
・職業:会社員
・都道府県:福島県
・自転車保険:東京海上日動の特約
・相手のケガの補償:治療費+慰謝料約110万円
・相手の物損の補償:自転車修理代約5万円

事故が発生した時期、詳しい状況と経緯

事故が起きたのは、2016年の10月頃。場所は人通りの少ない丁字路で、一般自転車に乗った私は、ロードバイクに乗った大学生(以下Aさん)に衝突してしまいました。
Aさんは左側を走行、私は右側を走行していました(図参照)。直進する私の視界には、Aさんが右から現れる状況です。

現場のT字路はいつも人通りが少なく、また車の走行もめったにないような道路です。
そのため、信号機や横断歩道はありません。
私にとっては、高校の時通学で使っていた馴染みのある道です。
いつも通りそのT字路の交差点部分を横断しようとしたところ、Aさんが左折しようと出てきました。
気が緩んでいた私は、慌てて急ブレーキをかけたものの間に合わず、Aさんにぶつかってしまいました。出会い頭に衝突した形です。
Aさんは自転車ごと右側――道路の真ん中に倒れてしまいました。
この時、車が走ってこなかったのは不幸中の幸いだと、本気で思いました。もしも車が通っていたら、道路上に倒れたAさんは絶対に轢かれていたでしょう。
しかも、Aさんはビンディングシューズ(ペダルから足が離れないようにするための固定具付きシューズ)を履いていたので、うまく受け身が取れず、体の右側を強く地面に打ち付けたようでした。
私はAさんのけがの状況を確認しながら、痛がる様子と破けたズボンを見て「何てことをしてしまったのか」とパニックに。
そのとき、Aさんの「警察を呼んでください、救急車は呼ばなくて大丈夫」という言葉で我に返り、警察に電話をしました(警察を待っている間Aさんと話していたのですが、自転車での事故は初めてではないとのこと。事故の大小に関わらず警察は必ず呼ぶもの、と仰っていました)。
Aさんは、ご自分でご家族と職場(出勤途中だったそうです)に電話し、安全なところまで移動して警察がくるのを待っていました。
警察到着後、実況見分、双方の自転車の写真撮影などを行い、Aさんはお迎えにきたご家族とそのまま病院へ。
私はAさんとご家族に謝罪をした後、保険会社に連絡をとり、対応をお任せしました。
その後連絡を受けて、Aさんは右鎖骨を骨折していたことを知りました。

相手に与えた損害の詳細

  1. 体のけが
  2. 右鎖骨骨折、擦り傷、打撲。ぶつかったとき、右側に倒れたため主に体の右側をけがされていました。
    右鎖骨の手術と数日の入院、その後約半年の通院で治療費+慰謝料約110万円。

  3. 自転車の損傷
  4. ハンドル周りのパーツを交換、約5万円。
    私もロードバイクに乗っているので分かるのですが、1つ1つのパーツの値段が高く、ハンドル周りのパーツだけで一般自転車が1台買えるくらいの金額になります。
    今回は、車体は無事だったのでパーツの交換のみでした。

  5. 私が知る限り、ジャンパーとズボンが破けていました。こちらは慰謝料に含まれているようで、具体的なお金は渡していません。

損害の解決までの経緯

手術後にお見舞いに行ったのを最後に、Aさんとの後のやりとりは全て保険会社が行ってくれました。
そのため、私は示談終了しましたと言う連絡をいただくまで、ただ待つのみでした。
お見舞いに行った際、「自分もよく確認せず減速しないまま左折しようとしたから、今回の事故は仕方ない。
お互い今後は気をつけましょうね」と言ってくださり、ご家族様も落ち着いて対応してくださいました。
入院までさせてしまったのに、穏やかに解決できたのは誠心誠意Aさんとそのご家族に謝罪したからだと思います(もちろんAさんの人柄もあると思いますが)。
それから今まで、Aさんと話す機会はありません。

事故の感想

相手と連絡先を交換する必要があるのは自動車の事故と一緒です。
とはいえ、自転車事故の場合身を守る物を身に着けていない場合も多いので、自転車同士の事故の方が怖いと思いました。
私は自動車による事故の経験もあるのですが、加害者になるのも被害者になるのもとても怖いです。
乗り物であれば、パーツの交換や最悪買い替えでどうにかなるものの、人間の場合そうはいきません。
事故は起こさないに越したことはありませんがAさんにぶつかったとき、「車が来なくて良かった」「すぐに減速して良かった」「相手が亡くならなくて良かった」と思いました。
また、賠償額も自分で払いきれるものではなかったので、車の保険に特約でつけておいて良かったです。
それに、ヘルメットの重要性も改めて実感しました。
私もロードバイクに乗るのでヘルメットはつけているのですが、Aさんがしっかりヘルメットを着用していたため頭へのダメージがなかったのは不幸中の幸いです。
中には「カッコ悪い、そんなにスピード出さないしいらない」とヘルメットをつけない友人がいます。しかし、この事故以来、ヘルメットを着けることを言い聞かせるようになりました。
今回の事故は、慣れている道だからという理由で自転車で右側通行していた私が明らかに悪いです。
今後は交通ルールを守り、事故を起こさないよう安全に自転車に乗りたいと思います。

注意事項
本記事は投稿者様の体験談に基づいた記事となります。自転車事故のリスクまたは自転車保険に関する考え方には個人差があるため、あくまでも参考としてご覧ください。

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