自転車事故体験談|飲酒運転のもらい事故、退院後に警察から呼ばれた理由とは?

飲酒運転の車に後ろから追突されるという、相手側に非がある事故です。幸いにも打撲程度のケガで済んだため、大事にはならなかったものの、事故の内容としては結構悪質といえるでしょう。MILKY10さんは、この事故の後にもまた別の事故に遭ってしまったようです。どれだけ自分が気を付けていても、事故を完全に回避できるわけではありません。だからこそ、自転車保険などに加入して備えておく必要があるのです。

体験者プロフィール

・ニックネーム:MILKY10
・年代:50代
・性別:男
・職業:只今求職中
・お住まいの都道府県:東京都
・自転車保険:住友
・自分のケガの補償:不明
・自分の物損の補償:3万円(相手)

事故が発生した時期、詳しい状況と経緯

もう20年くらい前でしょうか、仕事柄深夜や終電帰りがほとんどの日々の中、締め切りの後で早く帰宅できた冬の雨の日のことでした。
当時、実家暮らしだった私は、駅のそばに駐輪場を借り自転車を止め、そこから電車で1時間半かけて職場まで通っていました。
その駐輪場の入り口には立ち飲みの焼き鳥屋さんがあり、そこのおじさんとは顔見知りで、早く帰れた日はそこで焼き鳥を買ったり、食べたりしていました。
事故にあったその日は、早く帰れたこともありおじさんと話をしながら焼き鳥をつまんで、いつものように自転車で帰路に着きました。
駅を出ると交通量の多い県道を走ることになるのですが、その道は普通の2車線。事故にあった場所はやや左カーブになっているところで、学校があるので歩道はあるものの片側しかなく、しかも狭いので私も含めほとんどの人が路側帯を走っていました。
季節が冬に変わる11月頃、その日は雨が降っており、帰宅する時間にもまだポツポツと雨つぶが落ち路面は濡れていたのを憶えています。
私は早く帰れる嬉しさと焼き鳥を食べた満足感で、ゆっくり自転車を漕いでいました。
そして近道である路地に入ろうとした瞬間、突然後ろから強い力で自転車を押され、驚いた格好のまま腰と足から路面に叩きつけられたのです。
腰と足を強打した私は、何が起こったのか理解できず、激痛で立ち上がることができず横になったままただ路面に転がっていました。
「やられた〜」と思うものの、何も考えられない激痛の上、濡れた路面に投げ出され服はびしょ濡れ。
顔だけを上げると、乗っていたはずの自転車がひっくり返っているのが視界に入りました。
と、突然中年の男性が近づいてきて「大丈夫ですか。怪我の治療が必要ならいくらでも出します。
ここは200万円で示談にしてください」と、言ってきたのです(理由は後述)。
私は、「ふざけんじゃないよ。病院。痛くてしょうがないんだよ」と言い返しましたが、男性は「わかりました。病院に連れて行きますから200万円でこの場で示談してください」と繰り返すばかりで話になりません。
混乱しながらも、男性の言い分に納得できなかった私は、「そんなことできるか、金は保険屋を通せ、示談なんかできるか」そんな内容のことを言い返した気がします。
そんな遣り取りをしていると、反対側を走っていた車に乗っていた人が事故を目撃してやってきてくれ「僕が救急車呼びますから」と電話をしてくれました。
そして私はびしょ濡れのまま近所の病院へ救急搬送され、整形外科で外傷とレントゲンで骨が折れてないかを調べてもらうことができたのです。

自分のケガや物損の詳細

幸い、ケガは強い打撲のみで骨は折れておらず、痛み止めを服用しベッドで1時間くらい安静にしていたら痛みが和らいできました。
そうこうしている内に、連絡を受けた親が車で病院にきてくれました。
入院になると思い、とりあえずの着替えなどを持ってきてくれたのですが、骨に異常もなく痛みも治まってきたので、親の車で家に帰ることができました。

大破した自転車は、証拠物として警察が引き取ったとのこと。ちなみに、まだ買って3日しか乗っていませんでした。

損害の解決までの経緯

家に帰ると地元の警察から連絡がありました。
「入院になったと思って病院に行ったら帰ったということなので連絡しました」とのこと。
調書を取りたいからできればきて話を聞かせてくれ、そう頼んできたのでした。
こちらとしては冗談じゃありません。
腰と足をしこたま打っていて、和らいだとはいえ痛みで力が入らない状態なのに自力で自宅から遠い警察署なんか行けるわけがないのです。自転車以外にバイクも持っていましたが、それでもとても運転できる状態じゃないということを訴えました。
すると、「住所を教えてください。迎えに行くから家で待っていてください」と言ってもらえたのです。
「迎えにきてくれるなら行けます」と答えると、自宅まできてくれることになりました。この時は、どうしてそんなに被害者に苦労をかけさせてまで調書を急ぐのか、わけがわかりませんでした。
しかし、その理由は警察に行って知ることになったのです。
パトカーが迎えにきてくれて人生初めてのパトカー体験をし、色々知らなかったことを知りましたが、直接関係ないので割愛します。
痛い体を引き摺って交通課に通されると、すみませんが話を聞かせてくださいと頼まれました。
そこで、私に起きたことと、ぶつけた車の運転手が事故現場で必死に示談にしましょうと言っていた理由が分かったのです。
「ケガしているのに来ていただいてすみません。ぶつけた車の運転手は酒気帯び運転だったので逮捕しました。なので人身事故と事件扱いになるので、被害者供述をとりたかったんです」
なるほど。
飲酒運転でぶつかったから、事故をなかったことにしたくて必死に示談にしようとしたのかと納得しました。
自転車事故の場合は普通、自分で自転車を取りに行かなければならないのに「証拠物」として警察が引き取って持って行ったのは、そういう理由だったのです。
警察からは、ぶつかったその時の状況などを事細かに聞かれたのですが、突然のことでわけがわからず病院に運ばれたので、うまく話せませんでした。
起訴のため検察に送る調書になるので、結びに「飲酒運転であるので断固として許し難い、なので厳罰を望みます」と、締めに書いて同意してくださいと言われた憶えがあります。
行きと同様、帰りも家まで送ってもらいました。
帰った時間は、もう夜が明ける早朝でした。何もなければ早く帰れたはずなのに、まるで始発帰りになったようですごく気分が悪かったのを憶えています。
その後、痛みがなくなり復調するまで4〜5日仕事を休む羽目になりました。
それから3日後くらいに、事故相手の運転手が菓子折りを持って謝りにきました。
お酒を飲まない私は、飲酒運転だけでなくその場で事故をなかったことにしようとしたフザケた行為が許せず、対応は親任せに。補償に関しては、相手の保険屋相手には、親が代理人として交渉にあたってもらったと思います。
自分のケガの補償や買ったばかりの自転車代、通院代、補償、など、病院で請求されなかったので、おそらく10:0だったはずです。
自分の生命保険からも見舞金が出たのですが、重症でなかったことと休業補償などの基準になる給料が最低賃金をはるかに下回っていたことで、最低の20万あったかどうかくらい。社会保険には入れてなかったので、年金も保険も労災もなしでした。
今は労働基準監督署がうるさいからブラック企業以外ではないと思いますが、クリエイティブ系の会社では爆安の給料、社会保険は入れない、休出・有給なし、定額働かせ放題。
という「やりがい搾取」の会社が当たり前にありました。あえて書いておきます。
ぶつけた運転手は、おそらく「酒気帯び運転での事故」なので、道路交通法違反で罰金と免停になったと思いますが、教えてもらえなかったので定かではありません。

事故の感想

私はバイクに乗っていたのですが、この件で「いくら気をつけても、貰い事故は避けようがない」ということが身に染みました。
そのため、「バイクで出かけたら絶対帰ってこられるとは限らない」ということを心の隅に留めておくようにしました。ですが、この数年後、今度はバイクで事故をもらってしまいました。
それ以来、その道を通勤に使うのはやめ、歩いていても常に警戒を怠らないように意識しています。
それと共に、以前に増して酔っ払いが嫌いになりました。
この時の事故は、自転車が盾になったおかげで、軽傷で済んだようなものです。歩いている時、同じようにぶつけられたらと考えるとゾッとします。

注意事項
本記事は投稿者様の体験談に基づいた記事となります。自転車事故のリスクまたは自転車保険に関する考え方には個人差があるため、あくまでも参考としてご覧ください。

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